あま市Y様邸 2024補助金活用

浴室、洗面脱衣室改修工事

あま市のY様邸で築25年の洗面脱衣室と浴室の改修工事を行いました。かねてより「お風呂が寒く浴槽の汚れが気になる」「洗面脱衣室は洗面化粧台の老朽化と洗濯機との配置について」ご相談を頂いていました。北側にある浴室の窓は、一枚ガラスで縦の長さは1メートルを超える大きな窓がついています。暖房機能のない普通の換気扇だけなので寒いはずですね。

工事前

工事前

ユニットバスは天井、床壁とも断熱材付きのパナソニックのオフローラに取替えしました。人造大理石の表面に汚れにくいスゴピカ素材を練り込んだ浴槽は肌さわりも良く快適です。もちろん断熱浴槽ですので、お湯が冷めにくい構造になっています。暖房機能付き換気扇と節湯水栓、手すりとあわせてこちらは「住宅省エネ2024キャンペーン支援事業」「子育てエコホーム支援事業」の対象となり、補助額は68,000円となります。

工事後

工事後

工事後 真空トリプルガラス

工事後 真空トリプルガラス

浴室の窓はYKKAP製のAPW330のカバー工法で真空トリプルガラスの縦滑り窓としました。窓の熱貫流率Uw値は1.1W/㎡ K以下です。Uw値とは外気温との温度差1℃の時に面積1㎡の窓当り何ワット(W)の熱を伝えるかを表した指標で、小さい数値の法が優れています。一般的なアルミサッシ一層ガラスのU値は 6.2W/㎡ Kですので、約5.6倍も損失が少ないことになります。こちらは「住宅省エネ2024キャンペーン」「先進的窓リノベ2024事業」より最高ランクPグレードの対象となり補助額109,000円です。

部屋の断熱を検討する場合は一番効果があるのはやはり窓です。部屋の熱損失は70%近くは窓からです。一枚ガラスの窓の場合、せっかくエアコンやストーブで暖房しても消せばすぐに寒くなるのはこのためです。窓を交換するか内窓を設置するかになりますが、カバー工法なら既存の外壁、内壁はそのままで解体する必要も無く簡単に工事が出来ます。浴室交換と同時に窓交換をすれば、一度の工事でより暖かく改善されます。

0.75坪の洗面脱衣室は角に大きな出っ張り(2階からのパイプシャフト)部分があって化粧台の横に中途半端なスペースができています。化粧台横の収納を撤去すれば新しい化粧台と洗濯機が横並びになり使い勝手がよくなりました。フローリングはパナソニックのトリプルコートを貼りました。パナソニックCラインの洗面化粧台を付けています。

工事後

工事後

住宅省エネ2024キャンペーンの先進的窓リノベは上限が200万円です。特に浴室、洗面脱衣室、トイレはヒートショックを防ぎます。リビングをリフォームする場合は、居室としての快適性や光熱費の削減などの観点からも、窓の改修も同時に検討してみては如何でしょうか。