コーキングが切れる原因

10年でダメなのでしょうか

施工方法や紫外線の影響

外装材の施工は釘のピッチ、金具の取付を正確におこないます。下地材は耐久性の強いヒノキ等の乾燥材を使って柱にしっかりと固定し、通気工法の場合は適切に間隔を確保します。コーキング材は近年、紫外線に強く劣化しにくくなってきましたが、まだ完全に防ぐことができません。技術的な問題や材料、施工時の天候も影響します。

耐震性の問題

耐震性の悪い家は外壁の劣化は早まります。強風や地震で家が抵抗を受けて揺れる度に外装材に負担がかかります。

重い外装材ほど衝撃を受ける

窯業系サイディングは㎡当たりの重量は約15~20kgで、40坪クラスの住宅では壁1面当り750kg~1tにもなります。軽自動車の1台分の重量に相当します。
コーキングは、キシミ合っている壁の緩衝材の役目も担っています。

ではコーキングが切れたらどうなる?

<クリックで拡大>コーキング切れ

穴の開いたレインコート

雨が侵入しても防げる様な対策を採っておく必要があります。外壁の内側には透湿シートが張ってありますが、構造体への雨水の浸入と壁内の湿気を逃がすためのものです。外壁の下地材から腐食し始めると進行は早まり、柱・土台が白蟻被害を受けます。

普段は目に見えない部分で知らず知らずのうちに劣化は進みます。目に見えて雨漏りがわかるシミが天井などに見られる頃には、かなり進行していることが多いのです。

NTホームでは遮熱タイプの厚めの透湿シートを採用しておりますが、これは2次側の防水で最初から当てにしてはならないのは当然になります。