省エネ住宅

外壁面積と窓

建物の形は凹凸なくしてシンプルな形とし、必要以上に外壁面積が大きくならないようにします。また、採光と通風を適切に考慮して窓面積も過度に大きくならないようにし、外気の影響を受ける熱の損失量を減らします。夏の南面からの日射量は東西面よりも少なく、逆に冬は1.7倍も多くなり、日射遮蔽型のLow-e複層ガラスを使って夏の日射熱の量を減らし、日射取得型のLow-e複層ガラスで冬の暖房エネルギー量を削減します。主な窓の方位を南向きにすることは、年間を通して冷暖房エネルギーを少なくし、ひさしやブラインドも省エネ効果が大きくなります。

  • 設備機器の省エネ化
    エアコン等の冷暖房設備ではエネルギーの消費効率の高いものを使用したり、照明にLEDを採用し調光やセンサー機能も省エネ効果があります。給湯設備では電気利用のエコキュート、ガス利用のエコジョーズ等とし、太陽熱やソーラー利用の太陽熱給湯は省エネ効果が多くなります。断熱型の浴槽、シャワーや台所水栓を手元で止水できるタイプも効果的です。太陽光発電は、発電量のうち自家消費分をエネルギー消費量から削減する事ができるので省エネ効果は特に大きくなります。
  • 断熱性能を上げる
    床、壁、天井(屋根裏)の断熱材には熱抵抗値の大きいものを適切に使用した高断熱とし外壁側は通気工法とし、壁内結露を防止します。

注文戸建住宅の過半数をZEHにする

経済産業省は「2020年までに、ハウスメーカー、工務店等の建築する注文戸建住宅の過半数でZEHを実現することを目指す」(2016年4月18日)と目標を掲げました

ZEH(ゼッチ)とは年間の一次エネルギー消費をゼロ以下(100%以下)にする住宅のことで、補助金125万円の対象になります。二次エネルギーである電気を一次エネルギーに換算して20%以上減らし、残りは太陽光発電等の再生可能エネルギーで賄う事が条件です。また断熱材や窓の外皮性能は、平成28年省エネ基準の外皮平均熱貫流率(UA値)は、この周辺地域で「0.87以下」ですが「0.6以下」が必要になります。

(注)年間の一次エネルギー消費が75%から99%までの削減はNearly ZEH(ニアリーゼッチ)と呼びますが、北海道地域限定でしか補助金対象になりません。

2020年までに全ての新築住宅に現在の省エネ基準が適用されることが決まっています。やがて省エネ住宅以外は建てられなくなり、再生可能エネルギーのなかでも太陽光発電は事実上必須になっていきます。