各種リフォーム
水廻りリフォーム
キッチンやトイレ、お風呂などの水廻りリフォームでは、一時的に使用の中断が必要になり、工期や工事内容等により仮設工事を行う場合もあります。
大変な御不便をかけるもので、予定通り正確に工事を進めなければなりません。
現地調査が不十分だと、工期の延長や追加工事の発生から、お客様にさらにご迷惑をかけるもとになります。
各業種の職人さんも下見を行うなど、緊密な連携を行っております。
耐震工事
左の写真は、6帖の洋室 天井、壁、床全て撤去・取替え工事です。
筋違いを追加して補強を行う絶好の機会で、写真のように柱と梁を金物で固定することができます。また、土台が傷んでいれば取り替えることや白蟻対策の防蟻工事も可能になります。解体後には、必ず現状の報告をおこなっています。
リフォームでは、天井と床をそのままの状態でおこなうことも多くありますが、壁をめくる必要があるなら耐力壁面材に変更する工事は技術的には可能になります。今は床、天井は現状のままでOKの耐力壁があります。
現場での正確な現状の説明と工事後にはどのように改善されるのかお客様に解りやすく説明をいたしております。
構造計算でこの柱にはN値で4.9Nの引抜け力がかかっていました。リフォームの場合は後から施工するので、新築のように基礎の中からホールダウンボルトを通すことができません。
この金物「ガードブーメランビスアンカー30」は建設省告示第1460号第2号表三(ぬ)より30KNまで耐える金物です。
基礎にケミカルアンカーを打ち込みボルトで土台と柱をしっかりと接続できました。
洋室リフォーム
- 目安は新築からおよそ20年
フローリング等の床は約20年ぐらいで表面のひび割れや剥がれが起きてきます。合板の床の場合、裏側合板の劣化によりフワフワしてくると、最悪の場合抜け落ちてケガをするなど、危険です。階段の上り口、玄関、台所付近等のよく乗る場所が多くなる傾向があります。 - 床が傾く?
下の写真は1階基礎の沈下により、傾斜した2階の床を水平に作り直したものです。
床が傾むく主な原因は、基礎の沈下によるものがほとんどといっても良いでしょう。「2階の洋室なのになぜ基礎なの?」と思われがちですが、基礎は1、2階の床はもちろん、屋根や壁、家具などの全ての重量をささえているからです。一般に2階の角になる部分の基礎は、平屋の部分に比べて沈下しやすくなるでしょう。
基礎は沈下していないのに2階の床が傾斜する場合は、床の梁がたわむ(垂れる)ことによるものか、梁同士の仕口(継ぎ目)にズレができることが考えられます。
- 壁・天井の張替え
断熱材を新しく入れた天井の下地と完成した写真です。
- 耐震補強やコンセントの増設
スジカイを追加して金物で補強し、断熱材も厚いものに交換、コンセントも増やします。
クロスの張替えから下地ごと取替えて違う仕上げ材を張るなど、いろんなケースがあります。
下地材を撤去すれば当然、現在使われている高性能な断熱材に取替える事や、新たにコンセントを追加したり、耐震補強工事も可能になります。新たにクローゼットなどの収納をつくることもできますね。
原因を究明せずに行ったうわべだけのリフォームは、後になって工事が複雑化して工事費もかさみます。不具合の原因がどこにあるのかをしっかりと調査して、適切な提案を行うことが大切です。
和室リフォーム
畳の表替え、入替え
畳は、フローリングなどの床材と比べて汚れが取りにくく、浸み込みやすいものです。古くなるとダニが発生することもよくありますね。最近の畳は、100%天然の藁床(わらとこ)を使う事が少なくなり、木材チップボードやスタイロフォームを使って軽量化されていますが、感触が少し固めと感じることもあります。
壁の塗り替え
和室の壁といえばジュラクや繊維壁が多いかと思いますが、最近の傾向では、リビングの壁に珪藻土や漆喰壁を使うようにもなってきています。土壁の上に塗る湿式の場合は、土壁自体がもろくなってくるとおすすめは出来ない場合があります。
外装改修
コーキング打ち替え、外壁塗装
窯業系のサイディングはデザインや色、厚み、材種も多く、外装材として大変多く使われています。
ただ、コーキング部分はどうしてもメンテナンスが必要で、早くて8年、良くても12年から15年でひび割れから隙間ができ、外装材も段差や反りが発生してきます。放置すると雨水が入り、雨漏りを起して柱・土台などが腐食し、白蟻が発生します。
手で触って白い粉が付く、チョーキング現象は塗膜の防水が切れているサインです。天井や壁のシミができる頃は、雨漏りが進行しているケースが多くなります。塗装材料に輸入材を使う事で付加価値を付け、低価格を謳い文句にする営業回りの塗装業者が多くあります。輸入材は日本の気候に適応するか疑問があり、価格だけでなく工事内容をよく吟味する必要があります。
サッシの取替え
←玄関サッシの交換:気密性が悪く、すきま風が入る寒かった窓は、断熱性の高い窓の取替えにより、すっかり改善されます。また、現状の窓の内側に取り付ける内窓やカバー工法による取替えは解体工事が不要で最短1日で断熱・防音の効果が得られます。
↑工事前の写真
南側の日当たりが良い場所で、夏は暑くとてもいられない部屋でした。
→工事後の写真
掃き出しの窓をカバー工法で取替えました。遮熱ペアガラスにしたので、以前ほど暑くなく冬も暖かく感じられそうです。
外壁の張替え
外壁は屋根と同様に雨風をしのぐ大切な部分です。
現在のガルバ鋼板は昔に比べ格段の耐久性があり、メンテナンスはほとんど不要です。サイディングと比べて軽量で安価、和洋どちらでも使えるところも良いです。
工事の流れ
現地調査
- 給排水管状況(床下収納庫等から調査を行います)
- 浄化槽や最終枡・給湯機器の位置
- 床や壁の仕上がり状況(劣化具合・傾斜等の有無を調査します)
- 専用電源等の確認
- 搬入経路の確認
- 資材や産廃の保管場所や工事車両の駐車位置の確認
- 概算や予想される工期についての説明
プラン、見積書
- ショールームの見学(御希望の方は御案内いたします)
- 仕様内容の選定
- 見積り書作成、提示
- 仕様変更、再見積りの提示
- 工事期間の再確認
契約
- 工事内容の再説明
- 請負契約書の締結
着工前
- 近隣挨拶に伺います
- 工事着手日の再確認
- ご希望により、お祓いを受けます
着工
- 養生、解体工事、撤去
検査、引き渡し
- 清掃状況のチェック
- ご希望により、完成のお祓いを受けます
- 保証書の発行
工事前・完成のお祓いについて
リフォームの場合は水廻りや土を触る工事
がある場合に工事前にお祓いを行います。
台所の位置が変わり火の元が移動する時や
屋外の給排水工事、玄関の移動などの場合
に行いますが、ご希望が無ければ必ずしも
必要ではありません。
新築の場合の地鎮祭は工事期間中の安全を
祈願するものです。
屋内や敷地内の土や水・火の神様に一旦、
移動して頂き、完成後に完成のお祓いを
して正しい位置に戻って頂きます。
建て替えなどの解体工事がある場合は
その前に地鎮祭を行い、先祖様や先代が
建てた家を処分しても良いように行います。
必ず敷地の四隅と家の中心付近の5か所を
お祓いして頂きます。
(敷地の大小は問いません)
新築もリフォームも同じで、工事中は勿論、
完成後の家族の安全や健康のために、正し
いお祓いをして頂いておりますので、どう
ぞご安心ください。神事ですので、必ずし
も行わないといけないというものではあり
ません。希望される場合になります。