ローコスト住宅とは
ローコスト住宅は「無駄を省き、余分なコストを抑えた住宅」といわれます
- ローコスト住宅会社の手間請け大工として現場を任された経験があります。
使われる内装材やキッチン等の住宅設備の仕様は決められています。
こんなことで本当にお客様は喜んでいるのだろうか?
この会社で建てて本当に良かったと思っているのだろうか?
ずっと悩んでいました。
ではハウスメーカー(HM)は?
HMは、展示場建設から維持管理費・テレビCMや豪華なパンフレットなどの
広告宣伝費に営業マンなどの人件費・・・莫大な経費をかけています。
HMは通常、営業と設計部門を除き下請け建設会社に丸投げします。
現場監理も含めて建設会社が行うので、HM側の監督は居ませんし、工事中に
現場に来ることはまずありません。
これもお客様からすれば、妙な話です。
ブランドだから間違いないと信じて依頼したのに、建設会社が全て造るのです。
「地場の工務店」や「町の建築屋さん」は?
結局は、従業員の数などから経費の掛かる度合いにより、
「ローコスト住宅会社」と同じ現象になります。
経費が多く掛かるところ程、建築費も高額になり
お客様が負担することになります。
- 昔、家を建てるときは大工さんに頼んでいました。
私の父も大工でしたが、設計図面も現場も全部自分一人で行っていました。
忘れもしませんが、今から約30年前のある日の深夜に「台風で土壁に雨が当たるとダメだ」といって一人で現場へシートを持って走って行き、明け方にずぶ濡れになって帰ってきました。少し寝たでしょうか、またいつも通りに現場へ行きましたね。施主様の歓心された顔をよく覚えています。責任感の塊のような父でした。
今、大工さんは、ほとんどが、どこかの会社の下請けさんに入っています。
コツコツと手間をかけます
家は手間をかけて造り上げるもので、完成品を売るようなものではありません。
そこに、一生の財産と言われる価値があります。
「これから少しずつ丁寧に仕上げていきます」
上棟日、私のいつものお客様への挨拶言葉です。
NTホームは、従業員は妻と二人だけです。
本当に良い家を適切な価格で造らせて頂く事が出来るのです。
「お世話になって良かった。」
笑顔の一言が、何よりも一番うれしく思います。