洋室・和室リフォーム
洋室リフォーム
- 目安は新築からおよそ20年
フローリング等の床は約20年ぐらいで表面のひび割れや剥がれが起きてきます。合板の床の場合、裏側合板の劣化によりフワフワしてくると、最悪の場合抜け落ちてケガをするなど、危険です。階段の上り口、玄関、台所付近等のよく乗る場所が多くなる傾向があります。 - 床が傾く?
下の写真は1階基礎の沈下により、傾斜した2階の床を水平に作り直したものです。
床が傾むく主な原因は、基礎の沈下によるものがほとんどといっても良いでしょう。「2階の洋室なのになぜ基礎なの?」と思われがちですが、基礎は1、2階の床はもちろん、屋根や壁、家具などの全ての重量をささえているからです。一般に2階の角になる部分の基礎は、平屋の部分に比べて沈下しやすくなるでしょう。
基礎は沈下していないのに2階の床が傾斜する場合は、床の梁がたわむ(垂れる)ことによるものか、梁同士の仕口(継ぎ目)にズレができることが考えられます。
- 壁・天井の張替え
断熱材を新しく入れた天井の下地と完成した写真です。
- 耐震補強やコンセントの増設
スジカイを追加して金物で補強し、断熱材も厚いものに交換、コンセントも増やします。
クロスの張替えから下地ごと取替えて違う仕上げ材を張るなど、いろんなケースがあります。
下地材を撤去すれば当然、現在使われている高性能な断熱材に取替える事や、新たにコンセントを追加したり、耐震補強工事も可能になります。新たにクローゼットなどの収納をつくることもできますね。
原因を究明せずに行った上部だけのリフォームは、後になって工事が複雑化して工事費もかさみます。不具合の原因がどこにあるのかをしっかりと調査して、適切な提案を行うことが大切です。
和室リフォーム
畳の表替え、入替え
畳は、フローリングなどの床材と比べて汚れが取りにくく、浸み込みやすいものです。古くなるとダニが発生することもよくありますね。最近の畳は、100%天然の藁床(わらとこ)を使う事が少なくなり、木材チップボードやスタイロフォームを使って軽量化されていますが、感触が少し固めと感じることもあります。
壁の塗り替え
和室の壁といえばジュラクや繊維壁が多いかと思いますが、最近の傾向では、リビングの壁に珪藻土や漆喰壁を使うようにもなってきています。土壁の上に塗る湿式の場合は、土壁自体がもろくなってくるとおすすめは出来ない場合があります。