構造計算
最低限の法律
建築基準法は以下のように定めています
第1条 この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する
最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もって
公共の福祉の増進に資することを目的とする
耐震等級3は現行では最高ランクですが、本当に安全なのでしょうか?
レベル以上の余力が必要だと考えています。
太い骨組なら良い?
柱や梁が太ければ地震に強い家だと思いがちですが、それだけでは耐震住宅とはいえません。
耐力壁(筋違い)を均等に多く配置して、尚且
つ筋違いや柱の両端部を金物で補強します。
また、構造計算により引き抜け力の大きい柱に
はホールダウン金物を使って、地震時に柱が引
き抜かれないようにします。
瓦等の重い屋根は特に注意が必要です。
バランスが大切
あなたが、片脚を痛めたと仮定します。
当然、その足をかばおうとして、もう片方の脚(強い部分「剛心」)で頑張ろうとします。
地震の揺れに対し家はスジカイなどのある、強い部分でしか耐えられません。
- 重心と剛心
重心とは
頭の中で想像して下さい。
家の平面図を厚紙などで作り、人差し指で下から支えます。長方形や正方形なら対角線の交わった所で支えられるはずです。
それが重心です。剛心とは
家は地震の揺れに対して、スジカイのある強い部分を中心にして耐えようとします。
この強い部分の中心が剛心です。重心と剛心の位置は近い方が強くなります。