津島市K様邸下水接続工事

下水を使って生活排水を流すには、公共枡が設置されていることが必要です。公共枡とは、下水本管へ流すために市町村が行う敷地内に設置される枡のことで、この枡にトイレ汚水、台所、お風呂などの生活排水全てを、最終的に1本の排水管にまとめて排水する仕組みです。

既設の排水管や浄化槽の種類により工事方法は様々で、例えば、道路と反対方向に排水している場合は、床下や屋外に排水管を入れ直す工事が必要で、さらに単独浄化槽というトイレだけを流している浄化槽を使っている場合は、トイレの排水管を同様に入れ直す工事も必要です。当然ながら、排水管の必要な勾配が確保できなければなりません。

また、比較的新しい家では、合併浄化槽といって生活排水も全て流している浄化槽の場合は、公共枡へそのままつなげるだけで、比較的工事は簡単に済む場合が多くなります。

このように、下水を利用するには、各家庭の状況によって工事方法が変わり、費用も少額で済む場合から床の撤去・やり替え費用を含めて高額になることもあり、より詳細な説明が求められる工事です。

  • 津島市補助金制度
    津島市の場合は、下水の供用開始後の早期に接続工事をする場合の補助金制度(最大14万円)があります。詳しくは津島市ホームページをご覧ください。

家の床下から排水管を取り出します。左が雑排水、右がトイレ汚水

2本の排水管を1か所に取りまとめます。

埋戻しをします。

砕石を入れます。

単独浄化槽は底抜きをして山砂を入れ、コンクリートを流します。

コンクリートを打ち込んで仕上げ、完了です。